くだものの花が満開です。

松川町がある南信州では3月末から桜が開花し始め、4月5日前後に満開を迎えました。

そして桜が終わると次はいよいよさくらんぼ、プルーン、ももなどが一気に開花を迎えます。

一番早く開花したのがももで4月11日に満開となりました。

美味しいももを収穫するために花が咲く前に摘蕾といってつぼみを減らしてしまうので少し見た目は寂しいですが、きれいなピンク色の花が咲きました。ももは自家結実といって1本のみで実が生るので受粉作業は不要となります。

このまま順調にいけば7月25日ころに収穫を迎えます。

続いて満開となったのがプルーンで、4月12日に満開となりました。

プルーンは自家結実しないため満開時に人の手で花付け(受粉作業)が必要になります。

雄しべについている黄色いものが花粉でこれをほかの品種の雌しべに付けることで受粉して実ができます。

プルーンの花は品種によって雄しべの花粉の色が黄色とオレンジがあり、小さい花が枝にたくさん咲く様子はとても見ていて可憐です。

このまま順調にいけば早生品種で8月上旬、晩生品種で9月中旬に収穫を迎えます。

さくらんぼは早生品種が4月13日に、佐藤錦など中晩生品種が4月15日に満開となりました。

今年は4月が暖かかったせいか、例年だと早生品種と中晩生品種の満開時期が4~5日違うのですが、今年はほぼ変わらずに一気に満開となりました。さくらんぼというだけあって花は色は白ですが、形は桜にそっくりな花が咲きます。

さくらんぼもプルーン同様に他の品種の花粉を使って受粉するため花付け作業が必要になります。今年は台風の影響でちょうど満開時に雨が多く、タイミングを見計らっての花付け作業となりましたが、昨日で一通り花付けは終わりました。あとは無事に受粉していることを祈るのみです。

このまま順調にいけば早生品種が6月5日ころ、佐藤錦など中生品種が6月20日ころ、晩生品種の紅秀峰は6月25日ころに収穫を迎えます。

さくらんぼ狩りの来園日の目安にしてみてください。

※今年のさくらんぼ狩りについては4月末に開催是非の判断が示されます。開催できる場合はまたブログ、SNS等でご案内します。


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まるもと農園

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